グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

ドル円と日米金利差の相関関係、狂気のビットコイン

久しぶりに何か書いてみたいと思ったのでそうすることにした。

 

2018年に入ってから、ドル円と日米金利差は逆相関の状態になり、永らく続いていた相関は崩れてしまっていた。

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しかし、今回のマーケットの暴落の直前、だいたい2月に入ってからは、相関関係は回復している。今では相関は完全に回復したと言っていいはずである。

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楽観が金利や物価を無視していたということだろう。冷静になったマーケットでは、しばらくは論理的で理性ある値動きが続くはずだ。その値動きが再暴落かもしれないし、上昇の継続かもしれないし、どうなるのかはわからないのだけど。

JPモルガン・チェース銀行の佐々木融氏が説得力のある分析をしていたので転記しておく。

jp.reuters.com

 

さて、今回の暴落では残念ながら利益を上げることはできず、普通に損失を出している。とはいえ、ここのところ保有している東芝株や神戸製鋼株、引き続き持ち続けているギリシャ株のインデックスは大して下げておらず、含み益のほとんどはまだ残されている。そういうわけで、マーケットが崩れたのだという感覚はいまだに持てていない節がある。

 

最近はビットコインFXでトレードを楽しんでいる。トレンドが激しく表れるため、恐ろしく簡単に気味が悪いほどの利益が生じ、同じ規模の損失が生じる。全体としては極めてうまくいっている。神経が麻痺して、利益がでても損がでてもほとんど何も感じないのがよかったのだろうと思う。

仮想通貨(暗号通貨)がこの先どうなろうとも大した興味は持てないが、こんなことでいいのかと感じないわけにはいかないし、このように気の狂った値動きをするものが(しばしば数時間で2割ぐらい動く。レバレッジも10倍以上かけられる。どうかしてる。)、まともな成り立ちのものではあり得ないのだということを、強く感じている。

この記事を書いているうちにまた5%も動いている。本当にどうかしている。

続・ポンドの価値は上昇するのではないか?

また1月ほど投資に時間が割けないし、何かを書くこともできなくなる。

 

さて、3月の末に以下のメモを書いた。

guiterpopinv.hatenablog.com

 

5月の上旬に政治要因でポンドの価値が上昇したので(1月強で+1,000pipsという恐ろしい上昇だった)、一旦ありがたく利益を確定した。

 

その後にポンドは下落して、上昇分の殆どが帳消しになった。私はありがたくポジションを取り直した。

その直後、当初の目論見通りBOEが真剣に利上げを検討し始めたと報じられた。

jp.reuters.com

 

結果的に、ほとんど完璧な予測ができていたということになる。

私はこの瞬間を求めて、投資をしているのだ。

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ドル円トレード中

今日の寄付きで東芝を決済した。当面の不確実性は半分以上は消失してしまったはずなので仕方がない。-50%近い損失なので、投資歴の中で過去最大の損失率になるはずだ。1000株なので絶対額としてはどうでもよいのだが、まかり間違って全力で売っていたらと思うと恐ろしい。人生最後のポジションを閉じるまで、通算の投資損益などあてにならないのかもしれない。大間違いをすれば、一撃でアウトなのだから。

FOMC用の金と米国債とダウのロングについては、どうしようか迷っている。悪い指標に反応してどれも評価益が出てしまっているので、当初の予定とは話が変わってしまった。期待値が低くなった状態でこのまま持っていていいものかどうか、判断がつかない。それに、考えてみれば勝敗は私が眠っている間に決するのだ。愚かなことにポジションを持った時点では、そこまで考えていなかった。ひどい。

値動きが荒くなったのでドル円をトレードしている。今現在はドルをショートしている@109.053。そこそこの金額なので、損は早めに切らなければならない。

いずれにしても難しい状況であり、イエレン議長の手腕が試される。マーケットは重要な分岐点を迎えている。

日経平均ショート(決済)

一旦決済した。数年ぶりの誤発注でポジションを上手く閉じられずに利益が減ってしまった。

 

FOMCは無難に通過するのではないかと思う。私がイエレン議長なのであれば、先行きが良く分からなくなったので様子を見たいと考えるはずだ。もう一度だけ、物価の様子を見てみたいと。

それであれば、市場が予想する通りのメッセージを発信して、今回は無難に通過させたいと考えるはずである。つまり、利上げ+QE縮小には僅かにしか言及しない、といったあたりが着地点であるはずだ。積極的にQEの縮小に言及がないとすると、マーケットはどう反応するだろうか?恐らく金利は低下し、金は値上がりするだろう。そして、こういったマーケットの反応をいかに小さくするかがFedの腕の見せ所であるわけだ。

私は金と米国債をドル建てで少しだけ買ってみることにする。この状況でバランスシートを縮小する計画を公に示すならば、私は喜んでマーケットに資金を差し出し、イエレン議長に頭を下げる。是非は別として、凄まじい決断力に感服するよりない。

追記:ダウのロングも追加することにした。

近況のメモ

書くことはないが、トレードが素晴らしくうまくいっている。

原油のショートで利益を出した(半分は決済した)。ドル売り円買いの大きなポジションで利益を出した(25%は決済した)。豪ドル売り円買いでも利益を出した(決済していない)。損をしているのは、忘れないためのポジションのはずがつい忘れそうになる東芝の売りぐらいのものだ。

Fed金利をどうするつもりなのだろうかと、時々考えるが分からない。金がまた1,300ドル付近まで上昇している。

投資ポジションのメモ

ポンドの買いを決済した。私の思惑とは異なるが、すごい上昇だった(というかまだ上昇は続いている)。

円のロングと米国株のショートも少し前に決済している。こちらは損がでた。米国経済の先行きにはかなりの不安があると思うのだが、価格が逆に行くのならあきらめるよりしかたがない。次のタイミングを待つことにする。

 

これでギリシャ株しかポジションがなくなってしまった。かれこれ2年近く保有しているように記憶しているが、まだまだ持つつもりだ。スプレッドが巨大なので(日経平均でいうと300円分ぐらいだったと思う)気軽に出入りもできない。今のところ30%超の利益になっている。

 

通貨のポジションがないと一層マーケットに注意を払えなくなるので、豪ドルをショートした。

jp.reuters.com

オーストラリアの政治がどうなっているのか知らないが(というよりどこの国の政治も分からないが)、何がしたいのか分からない。

 

今のポジションはギリシャ株のロングと豪ドルのショートとなっている。