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グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

語学、数学、プログラム

約1ヶ月間が空いたが、ようやく投資に復帰できる。大損して再起不能になったわけでも投資に対する情熱がなくなったわけでもなく、とにかく時間を割くことができなかった。

考えてみると、1月以上マーケットに注意を払わなかったのは約10年ぶりである。せっかくの機会なので、これまでの投資を振り返ることにする。

 

|これまでの話

私の投資成績は、過去10年で見ると8勝1負1引き分けである。
投資をすることができなかったちょうど10年前が引き分けの中身だ。11年前に投資額の9割超を吹き飛ばして、投資するどころか就職先に出勤するためのカバンさえ買えなかった。あんな思いは二度としたくないものだ。初任給で買ったカバンは今でも手元にある。

9年前に投資に復帰した以降は7年間に渡って勝ち続けた。マクロ経済学を道具にマーケットを分析し始めたのがその原動力だった。

連勝がストップしたのが2014年。年間損益は-5万円程度の僅かな金額だったと記憶しているが、証券会社に支払った手数料が数十万円だったから、投資損失というコストを上回るだけの投資収益はあげていたことにはなるのが慰めだった。

2015年の投資損益はプラスで、2016年も今のところ順調に利益を上げている。

株式相場が上昇している時よりも、下落している時のほうが利益をあげることができる。
基本的にパニックに強いのが最大の長所だと思う。ポジションが殆ど無い状態で嵐が来れば、しめたものだ。大抵は大勝できる。
通貨とコモディティで負けた年はない。債券はほとんどやらないせいだと思うが(そうに違いない)、勝ったことがない。

 

こうして振り返ると、我ながら立派なものだ。周囲に投資をしている人間は一人もいなかったから(なのにどうして投資を始めたのか、記憶に無い)、私は完全に独学で投資を覚えなければならなかった。当時はなにしろ手がかりというものが見当たらなかった。努力を厭わない気持ちはあったが、何を努力すればよいのかが分からないのだ。暗闇の中を手探りで進むような、不安な気持ちだった。

転機となった瞬間のことは記憶に残っている。新聞かニュースかを読んでいる時に閃いた。この記事の内容は間違っている、大学で習ったことと違う、と。私は無意識のうちに経済学を使って状況を分析していた。

一度閃けば後は簡単だった。経済学を自覚的に分析の道具として用いて、それを洗練させていけばよかった。結果もきちんとついてきた。毎年毎年、不思議なほど負けなくなった。

そのようにして私は投資スタイルを確立していった。

 

|これからの話

私の投資の問題点は、投資損益が雪だるま式に増えにくくなってしまったことにある。投資額に対して定率に、雪だるま式に増やしていきたいが、定額の利益になりつつある。この傾向を何とかしなければならない。

原因はおそらく心理的なものだ。10年前の投資額の1割と今の投資額の1割とでは、あまりに金額が違っている。

心理的な問題は対処が難しいから、真正面から克服するというのも良い方法とは思えない。この状況で何ができるだろうか?

 

・マーケットの領域を増やすこと

投資対象を増やせば、1回あたりの投資額が同じだとしても、投資する回数を増やすことができる。

・マーケットに対するアプローチを増やすこと

私の投資のスタイルは、マクロ分析に基づく裁量投資である。別のアプローチを取り入れることができれば、投資する回数を増やすことができるか、精度を上げることができる。

 

だとすると、語学、数学、プログラミングに取り組めば、問題をうまく解決できるかもしれない。

私は英語がまったくできない。数学と国語だけの力で附属校に入学して、高校大学と全く勉強しなかったからだ。英語ができれば手に入る投資情報が格段に増えるし、投資対象も広げることができる。リーディングに絞って取り組めば、比較的早く成果が上がるかもしれない。

数学ができればデリバティブを投資に取り入れることができる。ブラック・ショールズ方程式を理解していなくてもオプションに手を出すことはできるのだろうが、理解できないと納得できないから性格的に難しい。
ブラック・ショールズ方程式にたどり着くことができなかったとしても、複利計算を不足なく理解しておくのは有効だろう。金利が絡む先物の価格から、意味のある何かが得られるかもしれない。

プログラミングができれば、システムトレードの手法を有効に組み込めるかもしれない。一般にシステムトレードと裁量投資とは相性が最悪だと言われているが、一般的にどうであっても私個人には関係ない。上手く行かなければその時にやめればいいだけだ。
VBはそれなりに書けるから、何か別の言語を新しく覚えるのもそれほど敷居は高くない。あとはSQLを覚えればよいだけなので、システムトレードを行う下地作りは比較的簡単だ。

 

考えがまとまってきたので、後は取り組むだけだ。この1月間で何があったのか全く把握していないので、その空白を埋めたら順番に取り組んでみよう。