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グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

日銀総裁は「負のショックへの対応に、より大きな自由度を獲得した」と言い訳混じりに語った。

私は黒田総裁が悪人だとまでは思わないが、こういった記事を読むと本当に脱力する。白川総裁はもっとずっとまともだった。少なくとも、経済活動の大きさに比して自らの小ささを自覚する謙虚さはあったように思う。

物価2%目標の早期実現に必要なら量・質・金利の3つの次元でちゅうちょなく追加緩和措置を講じるとし、いずれにも追加緩和余地があると語った。

 みっともなく、かつ、無能な中央銀行の建前がこれで

そのうえで「いくらでも望み通りの水準に金利を引き下げられるわけではない」としたが、現行のマイナス0.1%という水準は「新たな下限制約からは、まだかなりの距離がある」と指摘。マイナス金利政策の導入で「負のショックへの対応に、より大きな自由度を獲得した」と語った。

こちらが言い訳混じりの本音である。

日銀は考えもなく金融政策の手段を使い果たしてしまって、世界的な危機に際してようやくひねり出せる程度の手立てしか残していないということだ。

「負のショックへの対応に、より大きな自由度を獲得した」。情けなくて何も言えない。なんともいえない気持ちがする。これが取り繕った言い訳でなくて何なのか。

負のショックへの対応により大きな自由度を獲得したかったのであれば、最初から何もせずにただ負のショックを待っていればよかったのではないのか。利下げと量的緩和という有効な金融政策のすべてを出口も残さず使い切った後で、その発言はあんまりではないのか。将来に対する責任を感じないのか。恥を知れと言いたい。