グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

原油6ドル割れ

いま5.5ドルである。

保管場所のない産油国と投機家の投げ売りである。あと1時間抱えていたら、置き場所のない原油を所有しなければならなくなるのだ。

さすがにこれは予想できなかった。いや、予想はしていたのにただの空想事で終わらせてしまったのだ。情けない。本当に反省しなければならない。

原油下落トレンド継続中

戻ってきたが、11.5ドルが12.5ドルに跳ねて、今また11.5ドルに戻っている。これでは底を付けたとは言えないし、さらなる下落のための燃料を溜め込んだだけだ。

ということは、下落トレンドは継続中である。ポジションはない。

原油ショート精算

冷静になって、原油のポジションをすべて閉じた。

これから1時間走ってくる。10ドルを割っていれば寝るまでの間に買うタイミングを探ればいいし、上がっていればそれもよい。今は11.5ドルだ。

原油12ドル割れ

尋常でない値動きだ。ポジションは残り約40%。

原油が4営業日で半値になってしまった。もともと半値以下の価格だったものがさしたる出来事は何もなく、である。そして、恐るべきことに直先のスプレッドはどちらかといえば広がっている。これから一体どうなってしまうのだろうか?

さすがに10時間以内にいったんの底をつけるとは思うが、荒れた相場が好きな人間としては大変に愉快だ。

原油15ドル割れ

原油スポット価格が15ドルを割ってしまった。

正直なところ18ドルにも下がらないと思っていたので、20ドル付近のポジション(ややこしいが、20ドル付近でとった6月限月のポジションで、25ドルくらいだと思う。以下同じ。)は売り下がった後、先週末に17.5ドルで損を確定させており、17ドル付近でショートのポジションを取り直している。15ドルを割ったところでポジションの25%を決済して、残りは75%だ。

原因は可能性が薄いと書いたスポット在庫のだぶつきである。

www.bloomberg.co.jp

見通しを誤ったのは失敗だったが、ポジションを反転させたのは良い判断だった。

先週時点では15ドルを割ったら10ドル割れも見えると書いた。実需筋も投機筋も投げ売りとなればファンダメンタルズは関係がなくなるから、価格はいくらにだってなるはずだからだ。

水道の蛇口と違って、原油の蛇口を閉めるのは大変だし、閉めたとしてもぴったりとは閉まらない。一方で、貯蔵場所がなければ産油国は減産するしかない。買い方は恐怖を感じてポジションを抱えているだろうが、売り方だって相当怖い。しかし、コンタンゴの環境下では、時間はささやかに売り方に味方している。