グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

2017-01-01から1年間の記事一覧

続・ポンドの価値は上昇するのではないか?

また1月ほど投資に時間が割けないし、何かを書くこともできなくなる。 さて、3月の末に以下のメモを書いた。 guiterpopinv.hatenablog.com 5月の上旬に政治要因でポンドの価値が上昇したので(1月強で+1,000pipsという恐ろしい上昇だった)、一旦ありが…

ドル円トレード中

今日の寄付きで東芝を決済した。当面の不確実性は半分以上は消失してしまったはずなので仕方がない。-50%近い損失なので、投資歴の中で過去最大の損失率になるはずだ。1000株なので絶対額としてはどうでもよいのだが、まかり間違って全力で売っていたら…

日経平均ショート(決済)

一旦決済した。数年ぶりの誤発注でポジションを上手く閉じられずに利益が減ってしまった。 FOMCは無難に通過するのではないかと思う。私がイエレン議長なのであれば、先行きが良く分からなくなったので様子を見たいと考えるはずだ。もう一度だけ、物価の様子…

日経平均ショート

日経平均をショートしていたところ、さらに売り乗せた。どうなるか。

近況のメモ

書くことはないが、トレードが素晴らしくうまくいっている。 原油のショートで利益を出した(半分は決済した)。ドル売り円買いの大きなポジションで利益を出した(25%は決済した)。豪ドル売り円買いでも利益を出した(決済していない)。損をしているの…

投資ポジションのメモ

ポンドの買いを決済した。私の思惑とは異なるが、すごい上昇だった(というかまだ上昇は続いている)。 円のロングと米国株のショートも少し前に決済している。こちらは損がでた。米国経済の先行きにはかなりの不安があると思うのだが、価格が逆に行くのなら…

東芝の混迷、20万円のチケット

東芝について書いてから、2月以上が経過した。 guiterpopinv.hatenablog.com 東芝が監査法人の変更を検討しているという。 jp.reuters.com タイトルの通りで、確かになんとも見苦しい限りである。こんなにひどい話は聞いたことが無い。 しかし、どうして東…

金利市場 対 株式市場

債券市場が予測する将来のインフレ率(金利から逆算した期待インフレ率)が低下している。 jp.reuters.com 期待インフレ率の低下は、ネガティブな経済の見通しの表れである。 一方で、株式市場は高値圏にある。 高い株価は、ポジティブな経済の見通しを反映…

マクロ分析の道しるべ④ GDPの使い方2

前回はトランプ氏の経済政策をGDPの定義式にあてはめて分析した。 今回は消費税増税がGDPに与える影響について分析する。 新聞を読んでいると、「消費税増税は日本の財政健全化につながり、経済と株価にとってプラスの影響がある」という論説を見かけたとし…

マクロ分析の道しるべ③ GDPの使い方

GDPの定義式は以下のようになっていることを紹介した。 GDP = 個人消費 + 企業投資 + 政府支出 + 純輸出 =(GDP - 税金 - 貯蓄)+ 企業投資 +(税金 + 財政赤字)+ (輸出 - 輸入) 諸事情によりさらに定義式を書き換える(ほんとうは状態を表す定義式…

ポンドの価値は上昇するのではないか?

ポンドの価値は上がるよりないのではないか。 米国以上のインフレ率と米国よりも1%低い金利は、改めて考えると先進国とは思えないほど緩和的だ。米国でさえ十分に緩和的なのに、これがこのまま放置されるのだろうか? ユーロ圏も利上げを待つ状況になった…

マクロ分析の道しるべ② 投資の道具としてのGDP

GDPの定義式は、たぶん投資の道具として最も基本的で、優れている。 景気の指標として用いられているGDPは、何かの自然法則にしたがってあらかじめ決定されているものではなく、人が次のように定義したものである。 GDP = (個人の)消費 + (企業の)投資 …

マクロ分析の道しるべ① 金利と物価と景気の話

書くことがないので、グローバルマクロ分析やマクロ経済学の初歩について、できるだけ噛み砕いて書いてみたい。自らの理解度を試す意味でも有益なことであるように思う。 金利と物価と景気は、基本的に以下のように循環している。 景気↓ ▷ 物価↓ ▷ 金利↓ △ ▼…

暫定的に、いつか破裂するまでは

為替レートの決定理論は未だ見つかっていないし、恐らく永久に見つからない。 仕方がないので私は、実質金利 = 名目金利 - (期待)インフレ率 が為替レートを決定するのだと便宜的に考えている。1つ目の理由は、そう考えた方が経済全体を整合的に分析し易い…

東芝とオリンパスの比較

マーケットについてマクロ的な観点から書くべきことは、まだ見つからない。 代わりに東芝について書く。 jp.reuters.com ニュースを目にした瞬間にチャンスだと感じて調べてみたのだが、東芝がオリンパスと同じだと考えて投資をするのは危険である、というの…

VIXの低下

随分間が空いてしまった。2017年の投資成績も、今のところ順調だ。 VIXの低下が著しい。 これ以上下がればチャンスかもしれない。