幸運であること
昨日時点の私のポジションは、金の買い、プラチナの買い、ドル売り円買い、ドル売りポンド買い、日経平均売り、ダウ平均売りというものだった。トランプ氏が優勢となった時点でポジションの概ね25%を決済し、確定的となった時点でさらに25%を決済した。投資額に比較するならば、たった1日で大勝であると言って良いだろう。
もっとも、この結果を予測したわけではないから、投資家として胸をはれる結果ということでもない。私は米国の大統領が誰になりそうか、一度も言及しなかった。私には政治のことは分からないのだ。ただ単純に選挙というものを無視してポジションを取った結果としての損益であった。
運良く利益を手にできることもあれば、運悪く損失を被ることもある。あてずっぽうでやるのでないならば、投資において大切なのは、結果ではないのだ。
売却した分は、近いうちに買い戻さなければならない。今回のイレギュラーな出来事についても、少しくらいは考えなければならないだろう。いずれにしても、相変わらず投資は面白い。
粘り腰の米国経済
米国の3QGDP速報値が発表された。これで12月利上げは確定的となったと思う。
名目で年率2.9%と個人的には驚くほど高い数値であったが、金価格は10ポイント以上上昇している。好調な経済は利上げを促し、利上げは金価格にとってネガティブであるから、これでは筋が通らない。すぐに思いつく可能性は2通りだ。
その他投資ポジション ドルショート、ポンドショート、円ロング
自分でも位置づけがはっきりしないが、ドルを売って円を買い、ポンドを売ってドルを買った。前者と後者の比率が3:1だから、合計するとポンド売り円買いが1、ドル売り円買いが2というポジションになる。すぐに売るかもしれないし、しばらく持つかもしれない。
話は変わって、ロイターで私が気が付かなかったYCC政策の欠点の指摘が掲載されていた。
木野内氏の名前はこれまで存じ上げていなかったが、この人は明らかにマクロ経済を分かった上で分析している。アナリストやエコノミストが経済を理解しているのは専門家として当然のことであるが、往々にしてそうではないのがこの業界である。
上野泰也氏も表現は違えど同様の指摘をしている。
いずれにしても日本経済については引き続き何も考えなくても良いだろう。この国の経済は緩慢に着実に悪化しているし、それは止めようがないことなのだ。
短期トレード10(決済) 原油のショート
あっという間にストップに引っかかって決済された。
買い増した金も損が拡大している。以前から持っている分もとうとう評価損になった。さらに少し買い増したいところだが、下落している原因がさっぱり分からないので様子を見る必要がある。
2回連続で損をすることは良くあることで、4回連続で損をしたところで調子の良し悪しを判断することは難しいのだが(私は2回に1回は損をする)、たぶん今は調子が悪いのだと思う。投資を1月休んでから、まだ調子が戻らないのだろう。何もひらめかないし、何も分からない。