グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

ドル円の売り2.1

思い直して残りの4割もポジションを取り直した。

対中関税の一部を取り消すかもしれないというニュースだけでドル円が105円から107円に2円も上がるのであれば、対中関税の全部を取り消したら1ドル140円にはなってもらわなければ話がおかしい。そのうえでアメリカの景気に減速の兆しがなく、ブレグジットがスムーズに進みそうで、ユーロ圏の経済がまずまずになったとしたら、1ドル200円でも構わないのではないか?

さて、この架空のお話と同じ状況が1年前の現実の世界である。そしてそのときのドル円は110円程度だった。

つまり、対中関税の一部を取り消すかもしれないというニュースだけでドル円が2円も上がるのは、控えめに言って馬鹿げた値動きということだ。ドルは売って構わない。

ドル円の売り2

106円付近でいったん決済したドル売りのポジションを107円付近で6割ほど取り直した。当初のポジションは108円台だったから、108円台に向けてあと4割を売り乗せていく。

このままドル安に戻るならどうするか?いったん決済した106円以上で売りなおせればとは思うが、いざとなればそれ以下でも売らなければならない。マーケットは私の過去のポジションも今のポジションも考慮してはくれないのだから。

金はというと、下げているとはいえドル円ほどではない。こちらはしばらくほおっておくことにする。

それにしても、ドル円はこの10日ほど、ずいぶん無意味で間抜けな値動きをしているように見える。一度に105円まで下げる必要はなかったし、今また107円まで上げる必要もない。

落ちているカネを拾い上げる作業

ドル円の売りを決済して金の買いも決済した。ドル円は下げ渋り、金は上昇を続けている。マーケットごとに見解が割れているということだが、通貨市場も金市場も株式市場と違って感情に流されることの少ない信用に足るマーケットである。見解が割れるなら一旦逃げ出して利益を確定させれば、ひどい目にあうことはない。

私はインフレーションが発端となって無理な利上げが起こると読んでいたが、どうやらそういった筋書きにはならないようだ。訳の分からない理屈で訳の分からない利下げが行われている。FED自身にさえ、もはや何を目的に何をしたらよいのか分からなくなっているように見える。FRBの議長も私と同じただの人間であり、ただの人間は不確定な状況に置かれれば不安になるものだ。だとすると、FEDのやることは比較的容易に想像できる。短期金利先物の値動きを見て、それに応じて金利を決定するのだ。金利先物マーケットが利下げを予想するなら利下げし、現状維持を予想するなら現状を維持する。そうすれば、自分の行動がマーケットに影響を及ぼすことはない。そして、次の転換点はこの関係が崩れる瞬間に訪れる。

いずれにしても私は、短くともあと3年は同じようなことを繰り返すことになるだろう。この状況がやってくることを2年以上待っていたわけだが、幸い2年間資金を減らすことはなく、あとは勝手に増え続けてくれることだろう。数年ぶりに十分な利益を上げている。ようやく楽ができるというものだ。

通常の10倍以上の大きなポジションを抱えて精神的に疲れてしまったが、一息つくことができた。しばらく休んだら、落ちているカネを拾い上げる作業に戻ろう。

株式市場に崩壊の兆し2

こういうニュースを見ると、やる気を削がれる。いつでもそうだ。

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ショートポジションをすべて決済した。どうにでもなればいいよと思う。全く下らない。僕が酔っ払っているせいじゃない。どうあれ興味が持てない。なにもかもうまくいかない。

株式市場に崩壊の兆し

株式市場が崩壊する兆しがある。

 

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FOMCでは想定通り利上げが決定されたが、利上げペースはマーケットが予測したよりも穏やかになる可能性が示された。これは株式市場にとってポジティブな事柄であり、株価は上昇した(①)。しかし、その後すぐに株価は値を下げて、元の水準に戻った(②)。そして今日になり、株価は値下がりしている。これは危険な兆候だ。

私は3月に入ってすぐ、すべての株式を売却している。残っていたわずかな日本株も、永らく保有したギリシャ株も、すべてを売った。同時に少しずつショートポジションを積み上げてきたが、まだ十分な金額にはなっていない。大き目にポジションを追加するか迷っていたのだが、思い切ってある程度の金額を上積みすることにする。

株式のショートではこの1、2年痛い目を見続けてきた。さて今回はどうなるか。

貿易戦争は有用、勝つのも簡単

率直に言って、極めて危険な思想である。

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国際貿易がどのように世界の利益に貢献しているのかを論理的に理解するには、マクロ経済学の基礎的な理解が必須である。しかし、経済学の素養がない人を納得させるための簡単な説明は可能かもしれない。つまり、交換は互いに得をするからこそ成立するのだ、といった風に。

 

たとえば、千葉県民と神奈川県民の間で取引をしてはならない、というルールが制定されたとして、いったい誰が得をするというのだろうか?たとえ、それまで一方的に千葉県が神奈川県にピーナッツを輸出している関係であったとしても、である。神奈川県のピーナッツ農家(実在するんだろうか?)が唯一得をすることにはなるが、2県全体としては損をすることになる。神奈川県民は欲しくもないものを買わされ、千葉県のピーナッツ農家は本来売れるはずのものを売れなくなる。保護主義的貿易戦争に、勝者などいない。

 

そもそも、基軸通貨発行国としてのメリットを享受しつつ貿易赤字を無くすことはほとんど不可能である。アメリカの大統領はできないことをしようとしている。これは本当にろくでもない話である。

ドル円と日米金利差の相関関係、狂気のビットコイン

久しぶりに何か書いてみたいと思ったのでそうすることにした。

 

2018年に入ってから、ドル円と日米金利差は逆相関の状態になり、永らく続いていた相関は崩れてしまっていた。

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しかし、今回のマーケットの暴落の直前、だいたい2月に入ってからは、相関関係は回復している。今では相関は完全に回復したと言っていいはずである。

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楽観が金利や物価を無視していたということだろう。冷静になったマーケットでは、しばらくは論理的で理性ある値動きが続くはずだ。その値動きが再暴落かもしれないし、上昇の継続かもしれないし、どうなるのかはわからないのだけど。

JPモルガン・チェース銀行の佐々木融氏が説得力のある分析をしていたので転記しておく。

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さて、今回の暴落では残念ながら利益を上げることはできず、普通に損失を出している。とはいえ、ここのところ保有している東芝株や神戸製鋼株、引き続き持ち続けているギリシャ株のインデックスは大して下げておらず、含み益のほとんどはまだ残されている。そういうわけで、マーケットが崩れたのだという感覚はいまだに持てていない節がある。

 

最近はビットコインFXでトレードを楽しんでいる。トレンドが激しく表れるため、恐ろしく簡単に気味が悪いほどの利益が生じ、同じ規模の損失が生じる。全体としては極めてうまくいっている。神経が麻痺して、利益がでても損がでてもほとんど何も感じないのがよかったのだろうと思う。

仮想通貨(暗号通貨)がこの先どうなろうとも大した興味は持てないが、こんなことでいいのかと感じないわけにはいかないし、このように気の狂った値動きをするものが(しばしば数時間で2割ぐらい動く。レバレッジも10倍以上かけられる。どうかしてる。)、まともな成り立ちのものではあり得ないのだということを、強く感じている。

この記事を書いているうちにまた5%も動いている。本当にどうかしている。