グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ポンドの価値は上昇するのではないか?

ポンドの価値は上がるよりないのではないか。 米国以上のインフレ率と米国よりも1%低い金利は、改めて考えると先進国とは思えないほど緩和的だ。米国でさえ十分に緩和的なのに、これがこのまま放置されるのだろうか? ユーロ圏も利上げを待つ状況になった…

マクロ分析の道しるべ② 投資の道具としてのGDP

GDPの定義式は、たぶん投資の道具として最も基本的で、優れている。 景気の指標として用いられているGDPは、何かの自然法則にしたがってあらかじめ決定されているものではなく、人が次のように定義したものである。 GDP = (個人の)消費 + (企業の)投資 …

マクロ分析の道しるべ① 金利と物価と景気の話

書くことがないので、グローバルマクロ分析やマクロ経済学の初歩について、できるだけ噛み砕いて書いてみたい。自らの理解度を試す意味でも有益なことであるように思う。 金利と物価と景気は、基本的に以下のように循環している。 景気↓ ▷ 物価↓ ▷ 金利↓ △ ▼…

暫定的に、いつか破裂するまでは

為替レートの決定理論は未だ見つかっていないし、恐らく永久に見つからない。 仕方がないので私は、実質金利 = 名目金利 - (期待)インフレ率 が為替レートを決定するのだと便宜的に考えている。1つ目の理由は、そう考えた方が経済全体を整合的に分析し易い…