グローバルマクロ投資にうってつけの日

株、債券、金利、通貨、コモディティに関する投資メモ

アラートが鳴っている

106円後半で取り直したドル買いのポジションは、かなりの含み益を生じた後に含み損に転じ、107円を超えたところで決済した。英国、香港、米中貿易でポジティブな出来事がほぼ同時に発生したわけなので、104円台から108円台に大きく動いてもさほどの違和感はない。

 

jp.reuters.com

 

 

大きく取り上げられているわけではないが、この記事は、ここ10年で最も重要な記事となる可能性がある。

 

金利急騰の原因は、本当にレポ市場なのだろうか?

レポ市場が原因だとして、レポ市場に問題をもたらしたものは、本当に量的引き締めによる準備預金の減少なのだろうか?

量的引き締めが一時停止してからずいぶん経つが、なぜこのタイミングで問題が生じなければならないのか?

 

金融市場の中で最も重要なマーケットは、短期金利市場である。そこで流動性が枯渇するというのは、金融市場が消滅したに等しい恐ろしい事態である。

LIBORの急騰はリーマンショックの兆候となった。今回はどう考えたらよいのか?いったい何が起きているのか?あるいは起きていないのか?

投資において本当に重要な局面では、何かを予測する必要がなくなる。いま何が起きているのかが分かりさえすればよいのだ。